世界文化遺産~百舌鳥古市古墳群~仁徳天皇陵古墳~民のかまど
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皆様、はじめまして。
〈観濠クルーズSakai堺のんびりクルーズガイド〉松永と申します。
ガイドでは水上でしか味わえない爽やかな風と共に四季折々の景色と名所のコラボレーションをお楽しみ頂きながら地上とはひと味もふた味も違う特別な堺の魅力を、ブログでは堺の歴史・文化・観光地・伝統産業品・グルメ・イベントを、一人でも多くの方に一つでも多くの事を発信して参りたいと思いますので何卒宜しくお願い申し上げます。
初回は【世界文化遺産~百舌鳥古市古墳群~仁徳天皇陵古墳~民のかまど】について~ 諸説あり ~
令和元年(2019)7月6日、令和初!大阪初!百舌鳥・古市古墳群が世界文化遺産に登録されました。
登録は、堺市の百舌鳥エリア23基及び羽曳野市・藤井寺市の古市エリア26基の計49基が対象となりました。
その49基のうち、堺市の百舌鳥エリアにある仁徳天皇陵古墳は、日本最大の前方後円墳、エジプトのクフ王のピラミッド・中国の秦の始皇帝陵と並ぶ世界三大墳墓の一つなのです。
およそ5世紀頃から1日約2,000人延べ約680万人の作業員数で約15年の年月をかけ、現在の価格で約800億円の総工費で築造されたといわれてます。
実際の被葬者は明らかではありませんが、宮内庁により百舌鳥耳原中陵(もずのみみはらのなかのみささぎ)として、第16代仁徳天皇[皇居・宮殿は大阪市にある難波高津宮(なにわのたかつのみや)]の陵墓に治定されてます。
その仁徳天皇の逸話の一つ「民のかまど」は、ご即位後に高台より国を見渡されたところ、民家より煙が出ていないことで民衆が炊事ができないほど貧しいとお気付きになられ、3年間の税を免除されました。
税を免除されたことにより朝廷の収入はありませんので、衣服は新調されず食料も自給自足、また、茅葦屋根が破れ雨漏り、、、という状態から3年後、再び高台より国を見渡されたところ、民家より煙が出ていて、仁徳天皇は皇后に「高き屋に登りて見れば煙立つ民のかまどは賑わいにけり、私は豊かになり、喜ばしいこと、国とは民が根本であり、その民が豊かであれば私も豊かということ」とお話しされました。
仁徳天皇は、更に3年間の税を免除され、6年後は沢山の民家より煙が出ていて民衆は豊かに暮らしたといわれてます。
この「民のかまど」という逸話と共に仁徳天皇陵古墳をはじめとする百舌鳥古市古墳群が後世に受け継がれるよう、堺のんびりクルーズのガイドとして語り継いで参りたいと思います。
最後までありがとうございました。
また、船上にて笑顔で元気にお待ちしております。
〈観濠クルーズSakai堺のんびりクルーズガイド〉松永