講師の前にお勉強!!・・・泉州ひまわりネット
10月17日(土)
泉州ひまわりネットは2グループに分かれて活動しました。
一方は高石市へ講師として招かれており、一方は堺市総合福祉会館で開催された、おもちゃ図書館ボランティア近畿地区研修会へ伺うことになりました。午前の講演と午後の分科会があり、午後の分科会でワークショップ・・・『簡単な工作』の講師を泉州ひまわりネットが担当させていただくことになりました。
主催者から午前の研修会へ参加のお声がかかり、【堺市おもちゃ図書館ぽっぽ】の活動も身近に拝見していましたので、講演会に参加させていただき、良い学習ができましたので少しご報告を。
まず、各地のおもちゃ図書館の状況がわかる基調報告がありました。
報告では行政のバックアップもあって、常設館の確保が出来ているところ、開館場所がなく月に1、2回の開所状態の地域、おもちゃや消耗品の調達費用に苦労されているところやボランティアさんの減少問題など、地域差はあるが大変な中で活動されている様子もうかがえました。
続いて 龍谷大学短期大学部 社会福祉学科 准教授 中根 真 先生の【現代の子ども事情とおもちゃ図書館の役割】と題して基調講演がありました。
自らの選択で育児休暇をとり、一年間の子育てのお話や主夫となって頑張った結果、“おとっつぁん”がいつの間にか“おかん”になっていたなど、思わず笑わせられるお話をスタートに、今時の子どもたちは少子化の関係か? 大切に育てられているからか?
両親のみならず、両親のおじいちゃんおばあちゃんの『計12個』の熱い視線を受けている状態。 重圧感もあるだろう。 家庭とは違う外の場所での支援者は子どもから視線を外す心使いも大切…など。
また、一人遊びの影響か、将来、子どもと向き合ってゆかなければならない保育士を目指す大学生が遊びを知らない。
特に群れで遊ぶことを知らない。
群れで遊ぶことはどんなことか、一人ひとりが気づくよう、授業の中で体験的な学習方法を実践されている様子も報告されました。
文字や言葉からでなく、体験し自分で考えて行動する学習。
学習の結果、昔の子どもたちのガキ大将のような、リーダーも生まれ“群れ”ができることなど。
ボランティアをする人は熱い思いを持っている。熱い思いのまま対象者に接しては相手が重苦しくなる。そのさじ加減の大切さなど貴重なお話でした。
講師の子ども観は・・・
『子どもは大人から育てられる』 『子どもは自ら育つ存在』
『子どもは社会からの預かり物、社会へ返せる子どもに育てる。』
我々、泉州ひまわりネットの活動目的とオーバーラップするものがあり、また参考になる良い勉強をさせてもらいました。
午後の分科会会場へは講師の中根先生も見学に来られましたので、分科会での様子を含めて次のブログで報告します。(M)
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