海外派遣活動報告(8月23日②)

事務局より
ブログの更新に障害が発生しております。ひとまず分割にしながら反映可能な範囲から掲載させていただきました。

昼食後は、ビクトリア大学に向かいましたが、ビクトリア大学は州内に11ものキャンパスを持つ大学です。私たちが伺ったのは郊外にあるキャンパスでした。

こちらでも「盗まれた世代」やその影響で自分達が生まれ育った土地を離れて暮らすことにより受けてきた悲しい歴史などを伺いましたが、何よりも驚愕であったのはそのことがごく最近の出来事であったことでもありました。


▲メモをとっていても書くことがいっぱい

夕方にはビクトリア大学を後にしホテルに戻ってまいりました。

明日はオーストラリアの最終日、「お話を聞いて学ぶ」のは今日までです。明日はQVマーケットや、聖パトリック教会などを見学の後、セントキルダビーチを見学に廻ります。


《訪問地豆知識》

QVM(クイーンビクトリアマーケット)
その名前が示すとおり英国領時代の面影を残す1878年創業の巨大屋外市場で、その規模は南半球最大を誇る。1000もの店が建ち並び年間一千万人近い人が訪れる。
このマーケットで売られているのは野菜や果物などの食料品や、庶民的な衣料品や日用品の他、DIYや工芸品、お土産なども売られている。特に生鮮食品が充実しており、メルボルン住民の生活などの基盤を伺うことができる。隣接するフードコートは洒落た建物で、いろいろな国のカジュアル・フードが食べられ、食の部分からも多民族国家であることを実感できる。
さらに近隣にはQVSC(クイーンビクトリアショッピングセンター)があり、こちらは近代的なショッピングセンターでファッションなどの流行を知ることもできる。

聖パトリック教会
1863年から80年もの歳月を費やして建てられたオーストラリア最大のカトリック教会で等の高さは105m。内部は音響効果に優れ、合唱やコンサートにも使用される。
アボリジナルとの融和に積極的に取り組み、アボリジナルが他民族とのコミュニケーションをはかる際に使われる「メセージスティック」が保管されている。
注釈:アボリジナルにとって人や動植物などは大地から生まれてくるものであって、それらのものを「創造する神の存在」という思想は受け入れられるものではなかった。教会では彼らの考える「大地」と「神」について「天地創造」の類似性を説いた。

フィッツロイ庭園
メルボルン中心部に位置する、ユニオンジャックの形に造形された、都会の中とは思えない広大な庭園。1857年に作られたがそれ以前はメルボルンのゴミ捨て場であった。園内では楡の木の街路樹や季節ごとに咲く美しい花々を見ることができ、温室の中でも様々な植物を観ることができる。
庭園内にはメルボルン市100年記念として、1934年にイギリスのヨークシャーから移築された「キャプテン・クックの小屋(生家)」がある。
この公園で結婚式を挙げるカップルもいるのでオーストラリア式の結婚式に遭遇するかもしれない。

セントキルダビーチ
メルボルンの中心部からわずか6kmのところにあるセント・キルダは、海辺のリゾート地で、かつてはクリン族たちが暮らしており、「Euroe Yroke」と呼ばれていた。
セント・キルダは、1900年代にはメルボルンの上流階級の間で人気が高まり、上流階級の人々のための海水浴場として豪華な大邸宅がウォーターフロントに建てられるようになった。1912年にオープンした当時世界で最新・最大級の遊園地ルナ・パークがあり、このルナ・パークの開業をきっかけにこの一帯は娯楽地帯として発展。第2次世界大戦後、「歓楽街」となった。 1960年代、この町は自由奔放な空気が漂い、安い家賃を求めて移り住んできた若い芸術家たちやミュージシャンたちであふれ、 今もここにはオルタナティブなスタイルが残っている。


事務局から  更新の不都合によりご迷惑をおかけしております。
一行のツアー24日の市内視察で終了となります。25にちの早朝にはオーストラリアを離れ26日に帰国となりますが、団員たちは「この期間で学んだことのまとめ」という大仕事が待っています。なので、最後の一日、おおいに楽しんでもらいたいものです。

Filed under: IYS1年間の活動記録,事務局から — ⅠYS事務局 2:30 am
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