私たちは4月から、栂(とが)地域で活動されていた「福祉 ワーカーズなごみ」さんと一緒になって、活動・事業を続けてい くことになりました

私たちは4月から、栂(とが)地域で活動されていた「福祉ワーカーズなごみ」さんと一緒になって、活動・事業を続けていくことになりました。別刷で、「なごみ通信」の最終号を転載させて頂いていますが、これを読み返すたびに、「なごみ」さんのこれまでの利用者・ワーカー・関係者の方々の、歴史と思いを引きついで、これからのホープ、希望があるのだな、と強く思わせられます。新しい利用者さん・ワーカーさんたちの夢や思いを、私たちはどのように受け止め、その人と地域に対して、何を示していくのでしょうか。
なお、統合に伴い、近く、「福祉ワーカーズ泉ヶ丘ホープ」という名称から、「泉ヶ丘」という限定的な地名を除く予定です。今はまだ泉北周辺での活動ですが、いつの日か、「堺のホープ」「南大阪のホープ」と呼ばれるような日は来るのかなあ・・・?
「ハードルは低く、夢は大きく」。越えられないハードルは、きっと無いはず。
さあ、新年度です。皆さんにも、新しいよい出会いがありますように! (代表理事 中村義哉)

(ほーぷレター2014年4月号より)

Filed under: ほーぷレター,代表より — 55hope 8:59 AM  Comments (0)

2月8日・9日に、大阪市立大学で開催された「第11回ワーカーズ・コレクティブ全国会議in大阪」は

2月8日・9日に、大阪市立大学で開催された「第11回ワーカーズ・コレクティブ全国会議in大阪」は、私にとって、準備と事後を含め、大きな学びの機会となりました。
谷川雁さんの言葉として有名な<市民運動三原則>に、
その一、やりたい人がやる。やりたくない人はやらない。
その二、やりたい人は、やりたくない人を強制しない。
その三、やりたくない人は、やりたい人の足を引っ張らない。 というものがあります。

他方で、仕事(ワーク/work)というのは、往々にして、上記とは相反する性格を持ちがちです。
さらに、世の「まちづくり団体」と呼ばれる組織、非営利組織においては、<公共>の名の下に、「やりがいの搾取」とも言える状況が横行してきました。
私たちは、この3つのトライアングルをどう乗り越えていくのでしょうか? そのヒントは、「わたし」にある――そのことを、強く思わせてくれた会議でした。 さて、わたし(=あなた)は、わたしたちの明日に向けて、何を、どうされますか? (代表理事 中村義哉)
(ほーぷレター2014年3月号より)

Filed under: ほーぷレター,代表より — 55hope 3:14 PM  Comments (0)

「家族4人で19ヶ月間、世界一周」を果たして昨年12月に帰国された森本創さんが

「家族4人で19ヶ月間、世界一周」を果たして昨年12月に帰国された森本創さんが、旅の結びに、お子さん(6歳、4歳)たちに向けて、こう語っておられます。「……そして今後、目の前の問題に押しつぶされそうになるとき、視野を広げて例えば『カメルーンで会ったあのピグミーのおじさんは、今自分が悩んでいることの内容を説明しても理解できないだろうし、そんな種類の悩みがあることすら知らないだろう』と考えて楽になれれば、子どもたちはきっと幸せな人生を送れるだろうと思います。地球規模で己の存在の小ささをポジティブに実感しつつ、日本の限られた世界で奢ることなく絶望することなく、飄々(ひょうひょう)とご機嫌に生きて欲しいです。……」(https://www.facebook.com/morimotravel 2013年12年16日)

私はこれを読んで、ああ、とっても素敵だな、と思いました。
私たちは2月8日と9日、「第11回ワーカーズ・コレクティブ全国会議 in大阪」に出かけてきます。世界への扉は、あちこちに開いています。一人でも多くの人が、飄々とご機嫌に生きていけますように!(代表理事 中村義哉)

(ほーぷレター2014年2月号より)

Filed under: ほーぷレター,代表より — 55hope 9:52 AM  Comments (0)

先日、ほーぷサロンで開催した「ほーぷ秋祭り」、栂文化会館で開催した映画「ワーカーズ」自主上映会は、ともに多くの方のご協力とご参加を得て、無事終えることができました

先日、ほーぷサロンで開催した「ほーぷ秋祭り」、栂文化会館で開催した映画「ワーカーズ」自主上映会は、ともに多くの方のご協力とご参加を得て、無事終えることができました。皆さまお一人おひとりに、心より感謝申し上げます。
映画上映会の後の「おしゃべり会」で、「ワーカーズでは、普通の会社だったら、すごく料金が高くなるか、とても経済的に見合わないといって諦められるようなことでも、私たち自身が大事にしたいことに、多くの手間をかけることができる」「でも、組織としては、経済的に破たんせずに、継続していかねばならない」というコメントがあり、まさに日々、この二つの狭間でもがいている現実を共有できたことに、心強さも感じました。
「協同」の時代です。分断された個人は、とても弱いです。組織も、個人も、互いに情報、手間、お金を融通しあい、つながりあって、生きていかねばなりません。いま置かれた場所で、一歩前へ踏み出しましょう。(代表理事 中村義哉)

(ほーぷレター2013年12月号より)

Filed under: ほーぷレター,代表より — 55hope 10:26 AM  Comments (0)

名著のほまれ高い二村ヒトシ『モテるための哲学』によると

名著のほまれ高い二村ヒトシ『モテるための哲学』(幻冬舎文庫)によると、「居場所とは、ひとりでいてもさみしくない場所のことである」といいます。
これ、どう思われますか。私は、面白いと思いました。
ご存知のように、役所はもう何年も前から大きなコストをかけて、高齢者の居場所づくり、生きがいづくりをしようとしています。でも、そこで必ず問われるのは、「居場所、生きがいって、人に作ってもらうものなのか?」という単純な問いであり、事実、多くの試みは、この問いを乗り越えられずに、もがいているように見えます。
しばしば、「孤独と孤立は違う」ともいわれます。二村さんのいう居場所とは、「孤独を楽しむ場所」であり、その一方で、大勢の中にいても孤立している人は、きっといるのでしょう。
泉ヶ丘ホープの基本理念の一つは、「地域に私の居場所を増やす」です。それをするのは、私であり、あなたです。
さて、あなたは、どこにどんな居場所を持ち、どう維持しておられますか。
(代表理事 中村義哉)

(ほーぷレター2013年11月号より)

Filed under: ほーぷレター,代表より — 55hope 1:42 PM  Comments (0)

今から3年半前、大学から地域へ

今から3年半前、大学から地域へ、活動の場を移した頃、自分自身に「本を読む暇がない」ことをはっきりと自覚し、周囲に対しても、「なるほど、こりゃあ、本が読めないわけだ」と得心したものでした。それまでは、ご飯を食べるように本を読んできましたし、それが自らの血肉になってきたことを知っていました。けれど、「本が読めない」ことの何たるかは、その頃はまだよく分かっていなかったような気がします。
ところが最近、大変魅力的な内容が用意されていることもあり(感謝です)、外部研修に参加したり、「積ん読」状態だった本を手に取ってみて、目が開かれる思いを重ねています。私たちが日々、格闘するのは、「いま・ここ」です。でも、学びを通して、「いま・ここ」に居ながらも、別の世界を知り、そこに自らをつなげていくこともできる――そう再認識する日々です。加えて、自分ひとりさえ良いのではなくて、共に前に進むことの楽しさも、一緒に味わっていければいいなあ、と願っています。
(代表理事 中村義哉)

(ほーぷレター2013年10月号より)

Filed under: ほーぷレター,代表より — 55hope 10:44 AM  Comments (0)

8月、9月と、帝塚山学院大学と桃山学院大学から、学生さんがインターンシップ実習に来て下さっています

8月、9月と、帝塚山学院大学と桃山学院大学から、学生さんがインターンシップ実習に来て下さっています。彼・彼女たちを見ていて、素直なこと、そして、自分で責任を取ろう・自分で何かを引き受けようとする姿勢は、人をものすごく前に進めてくれるものなのだな、と痛感させられます。右も左も分からない、すべてが初めての中で、びくびくと遠慮ばかりせず、むしろ、「間違ってもいいから、○○してみようと思う」と力強く言い切って、周りとコミュニケーションを取りながら(これが大事!)一歩を重ねていく。その姿が、利用者さんにも、スタッフの皆にも、大変好評でした。

とうの昔に学生を卒業した私たちですら、今日が一番若い日。80代、90代の利用者さんたちにしたら、どれほどの若者か、とも思います。できることなら、素直に、自分の責任と、何かを引き受けて、歩んでいきたいと願います。その向こうには、どんな未来が広がっているでしょうか。(代表理事 中村義哉)

(ほーぷレター2013年9月号より)

Filed under: ほーぷレター,代表より — 55hope 11:07 AM  Comments (0)
FX