三宝校区 三宝小学校花のボランティア活動
11月29日(金)、肌寒さを感じる晩秋の朝です。
三宝小学校内の花壇で活動されているグループがあるとお聞きし、取材に寄せていただきました。
グループ代表の柴谷さんがすぐに来てくれました。
活動時間は朝9時から11時までの2時間で、いつも月の最終週の金曜日が定例的な活動日になっていますとのこと。
それ以外でも臨時的に活動する日があるとのことです。
活動の歴史をお聞きしたところ、15年位前に校長先生から頼まれたことがきっかけだそうです。
綺麗な花を見れば、人は何となくおだやかな気持ちになる。
だから校庭にたくさんの花が咲けば、それを見た子どもの心が優しくなる。
いつしか花を大切にする心が育ち、それはやがて人を大切にする心につながって行く。
校長先生の当時のお気持ちを推測しますと、きっとそのように考えられたからではないでしょうか。
引き受けられた柴谷さんは、まずPTA、老人会などに声かけして、いっしょに協力してくれるボランティアさんを探されたそうです。
活動が始まり、年を追うごとに協力者も増えて、今では16名(男性4人・女性12人)で活動されています。校区の民生委員さんも熱心に参加されています。
今日は、来春に花を咲かせる苗の植え込みをしたあと、草取りや水遣りなど、意欲的に取り組んでおられました。
グループのメンバーに、大仙公園の花ボラ活動にも参加されている方がおられ、花の苗を分けてもらえるそうです。
校庭には緑あざやかなたくさんの菜の花が、陽光を浴びて元気いっぱいに育っています。
早春に黄色い花をたくさん咲かせる光景が目に浮かんで来ます。
のどかな春の訪れ、見る人の心を癒して、ただ咲いて、そして静かに散っていく、花の本性の成せるわざかも知れません。
たいへん綺麗で評判が良かったという花:「かわらなでしこ」もすくすく育っていました。
以前は壁があり、外から校庭が見れなかったのですが、災害時の安全面からフェンスに変えられたことで、道行く地域の人も気軽に観賞できるようになったとのこと。
多くの方の目に留まることは、実に素晴らしいことですね。
活動を見た何人かの先生方から、感謝の言葉をお聞きしました。
日々の活動の成果がきっと花の美しさに現れ、子どもたちや周りの大人の心にさりげなく響くことを願って止みません。
ボランティアのみなさんお疲れさまでした。
楽しく取材させていただき、感謝いたします。
ありがとうございました。