認知症を知ろう!講演会 今年も開催されました!
10月12日(土)、「認知症を知ろう!講演会」と題して、認知症啓発講演会が開催されました。
この講演会は、誰もがかかる可能性のある身近な病気「認知症」を知り、正しく理解することを目的に、昨年に続き開催されたものです。
講師には、大阪大学大学院 医学系研究科の医学博士、数井 裕光先生をお迎えして「認知症の最新情報~治療から予防まで~」をテーマにご講演をいただきました。
当日は194名もの方が参加され、認知症についての知識と理解を深めました。
ご講演の前に、東 洋一区長より開会のあいさつをいただきました。
堺区でも高齢者が区人口全体の約25%と高齢化が進んでおり、65歳以上の認知症患者が15%を占めるという全国的な状況の中で、認知症について知り、正しく理解することは非常に重要であるとのごあいさつでした。
続いて、10/21(月)~10/27(日)開催の認知症パネル展で募集した、認知症・認知症介護川柳の優秀作品授賞式を行いました。
この川柳募集は今年で3度目となっており、毎年たくさんの募集をいただいています。
今回は38首の作品が寄せられ、その中より最優秀賞・優秀賞2首・オレンジリング賞・見守りま賞、計5名の方が選ばれました。
授賞式では、作品に込められた受賞者の思いを一作ずつご紹介させていただきました。
また、受賞された皆さんには東区長からの賞状授与と記念品贈呈で、非常に晴れやかな場となりました。
授賞式に続く数井先生のご講演では、今後の認知症患者さんに対する基本的な施策方針から、認知症の症状・原因・治療薬・患者さんへの対応法・予防法についてなど、事例や実際の動画、写真を使って、非常にていねいにご説明いただきました。
お話の中では、
「認知症を引き起こす原因となる病気を知り、病気に合った治療法、対応法を選ぶ」
「治る認知症もあり、見逃さないように早期発見、早期治療が大切」
「認知症予防のため、『和食に牛乳』の食生活や有酸素運動を心がけ、知的活動、社会交流を積極的に行う」
など、新しい情報も含めて具体的にお伝えくださり、皆さん、手元の資料にメモを取りながら、先生のお話を熱心に聞いていらっしゃいました。
アンケートでも、参加者の方から
「先生の話し方やトーンがとてもわかりやすく、基礎的なことから専門的なことまで大変勉強になった」
「まずは、自分ができることを増やしたい」
「教えてもらったことを町内会で広げていきたい」
との感想が寄せられ、好評のうちに終了することができました。
今後も高齢者支援に関するさまざまなイベント、講座を企画していきますので、ご案内は広報をご覧ください。