第4回研修は合宿です
第13期の研修も4回目となり、いよいよ合宿です。
たったの一泊二日ですが、その中身の濃いこと!
今回はそのカリキュラムを順に紹介します。
24日(一日目)朝10時、集合と同時にオリエンテーションから始まります。
そのまま人権ふれあいセンター1階にある舳松人権歴史館の見学とフィールドワークです。
昼食後、バスで紀泉わいわい村へ。「どんなところやろ?」と少しドキドキしながら向かいます。
13:30、わいわい村に到着後、自分たちの手で研修棟のセッティング。そして施設の方の説明があり、そのまま研修が始まります。
合宿中に学ぶのは「台湾原住民について」です。夏のツアーのコーディネーターをしていただく、林先生の講義から始まります。
小休憩をはさみ、海外渡航のための注意点を添乗員の方より説明をいただきます
16:00、研修終了後すぐさま宿泊棟に移動し、設備の使用方法についてオリエンテーションを受けます。
合宿のもう一つの目的は、「協調性と作業配分を自ら考える」にもあります。応援に駆けつけてくれたOBやスタッフ達は「待機」です。
さぁいよいよ夕食準備です。自分たちで作業分担を考えて作業に入りますが、OB達は基本的の手助けやアドバイスはしません。「失敗も貴重な経験」です。
そして作業を分担しているさなかでも、一人ずつ呼び出され「個人懇談」が行われ、活動に際しての不安や、個人テーマに関することなど、個別に聞き取りや相談行われていきます。
「スタッフたちはその辺でテキトーに食べてください。」そう、合宿の主役は団員ですから…
しかし時間は容赦なく過ぎていきます。19:00になると団員は研修に向かいます。この「時間を厳守」するためにOBは来てくれています。
食後の後片付けやその後の交流会の準備は一切OB達が引き受けてくれるのです。
夜の研修は、昼に習ったことを基にしたグループ討議が中心になります。
21:00、研修を終えて宿棟に戻ると交流会です。
13期にOBが入り、IYSの活動やツアーに関することだけでなく、同年代の学生としての意見交換や年長者との学業に関する相談など、期別を超えた交流が始まります。
実はこの間にも夕方の続きで個人懇談が実施されています。また、「人見知り」などで、対話には入れていない人がいないかなども、OB達は気にかけて見守っています。
そのまま、夜は更けていき、三々五々に解散となりましたが、話の弾んだ一部のメンバーは空が明るくなるまで話し込んでいたようです。
この時、少々事件が発生。朝食のおかずであるシャケが火あぶり状態に・・・これが「失敗も貴重な経験」です。OBやスタッフは心の中で「アッあ~!」と叫びながらも冷静に見守り、笑顔でいただくことになっています。
13期メンバーは「やり切った」との思いで笑顔で「いっただきまーす」
その後全員での記念撮影をし、団員は荷物を整理して研修等に向かいます。
研修は昨晩のグループ討議を基にした、ポスターセッションです。
そしてこの間に、OB達は食事の後片付けだけでなく宿棟の整理や清掃、そして施設の方のチェックを受けています。
11:15、場所を変え、OBやスタッフも交えてのピザ作りです。4人毎のチームに分かれて生地のトッピングなどデザイン?を楽しみます。
おいしそうに焼けたピザはやはりおいしくいただきます。自分で作ったピザは最高においしいのです。
スタッフやOB達もここで初めて自分の「料理」を味わいます。
13:00、ピザ棟を後にしまたもや研修です。この回はOBによる研修です。OB達が自分たちの経験で学んだことや知った知識を基に、13期の活動のアドバイスや団員間の理解を深めるために準備してくれたものです。
そして気が付けば15:00、下山の時間です。バスに乗り込み堺へと戻ります。
16:15、堺に到着。心地よい疲れと楽しかった思い出、そして「貴重な経験」をカバン一杯に詰め込んで帰宅の途に就きました。
現実社会に戻ると、学生たちは試験前でもあります。社会人も含め日常生活の中でもIYSで学んだことをいろんな方面で生かして欲しいと願うばかりです。
今回の合宿に際し、ご協力いただいたご家族や関係者の皆さま、また、大阪府内とはいえ決して「近い」とは言えない合宿所「紀泉わいわい村」まで駆けつけてくれた皆様、また、毎年IYSの合宿にご協力いただいているわいわい村のスタッフの皆さまに、この場をお借りしましてお礼を申し上げます。本当にありがとうございました。また、これからもよろしくお願いいたします。