海外派遣活動報告(8月22日)
本日は朝食後、荷物をまとめてホテルを出発、エチューカの街から離れます。
最後にもう一度バルマ森林公園内を訪問し、エコクルーズで川面から広大な森林公園を見学しました。
オーストラリアで一番長い川(支流も含めて)と言われるマレー河の静かな川面からは、日本では見ることのできないようなペリカンなどが戯れていました。
昨日から雨が降っていたこともありかなり寒かったのが画像からもお分かりいただけますでしょうか。ちなみにキャプテンは昨年もお世話になった方です。
さぁ、内陸方面での学習は終了しました。ここから一路メルボルンをめざします。
80㎞ほど南下したところにあるナガンビーという街でお昼のお弁当をいただいていると水鳥たちが集まってきました。この近くにも大きな湖があり、ビクトリア州の大事な水源にもなっています。
15時にメルボルン市内に到着、クーリー文化遺産センターを訪問しました。
クーリー文化遺産センターでは、近年にいたるまで続いた迫害の歴史の中で失われたり失われつつあるアボリジナル文化の収集と補修、維持管理と伝承に努め、さらに若手アーティストの育成にも力を注いでいます。
一口にアボリジナル文化といっても、それぞれの集団ごとの違いやその「まもり事」などの違いなども教えていただきました。
こちらで保管・展示されている数々の物も、そのほとんどが、個人が護り続けていた貴重な文化遺産であるとのことでした。(そのため写真撮影はNGとなっています)
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明日は、メルボルン大学よビクトリア大学を訪問します。どちらも大学もオーストラリアでは歴史と伝統のあることはもちろんのこと、多数の留学生を受け入れている多民族国家オーストラリアを代表する大学です。
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《訪問地豆知識》
メルボルン大学
メルボルン大学は1853年に設立されたオーストラリアで二番目に古い国立大学です。アボリジナル研究に関しては「Australian Indigenous Studies」と称するコースが設置されており、学部課程から博士課程までの学生を受け入れています。また、the Centre for Indigenous Education(先住民教育センター)が設置されており、アボリジナルおよびトレス海峡諸島民の学生を中心に利用されています。
アボリジナルに関する授業の他にも、一般にもあまり知られていない「悲しい歴史の真実」の啓発に、オペラなどの芸術の分野から取り組んでいる Wilin Centre があります。
ビクトリア大学
ビクトリア大学は1990年にビクトリア工科大学と多数のTAFE(職業専門学校)等が統合して設立された大学で、オーストラリア国内で近年最も成長を遂げた大学と言えます。
現在4万7千人の学生のうち、世界90ヶ国以上からとも言われる留学生は3千900人を超え、オーストラリア国内で最も国際的な大学の内の一つです。
その特性から大学内に移民センターや先住民族センターを設置するなどの取り組みが実施されています。
両大学では、歴史に翻弄されてきた先住民族の現在と、そのことに対するオーストラリア国民の認識など、先住民族をテーマとした「人権問題とその取り組み」について学ぶこととなります。
事務局から : いよいよ最後の学びです。 最後の最後まで元気いっぱいに取り組んでほしいものですね。
今日の夕食、かなりのボリュームです。
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