代表理事になって、早3カ月が経とうとしています
代表理事になって、早3カ月が経とうとしています。時折、facebookを通してもコメントしてきましたが、「立場が人を育てる」という言葉の意味を、自ら体感する毎日です。
北欧発の「ノーマライゼーション」(健常者と障害者とは、互いに特別に区別されることなく、社会生活を共にするのが正常なことであり、本来の望ましい姿である)という考え方は、ときに、「当たり前の生活をすること」と言い換えられます。それにしても、当たり前の難しいことよ…。
その難しさは主に3つ。「当たり前が(必ずしも)通用しない」ことの難しさ、「当たり前のことを当たり前にやる」ことの難しさ、そして、「当たり前を共有する」ことの難しさです。自分の当たり前は、他人の当たり前ではない。自分に対しても、当たり前を全うできない。当たり前が違う人同士、本来はまずそこからすり合わせればうまくいくだろうのに、実際にはなかなか手が回らない。
お互いが一手ずつ補い合って、思いを届けあっていけば、全体としてはうまく行くのかなあ……。
助けて下さい。お願いします。(代表理事 中村義哉)
(ほーぷレター2013年8月号より)