本の紹介と3月の読書会へのお誘い
谷川俊太郎(文)・松本大洋(絵)『かないくん』(東京糸井重里事務所、2014年)
今月は、先月に引き続き、絵本を取り上げます。御大・谷川俊太郎さんの最新刊。イラストは、あの松本大洋さん! いや~、わくわくしますね~。
「ある日、ともだちのかないくんが学校を休んだ。かないくんは親友じゃない。ふつうのともだち。日常に訪れた、はじめての“死”。死ぬって、ただここにいなくなるだけのこと?」という惹句(じゃっく)自体、死をめぐる小噺においては、よくある話。そんな感じかな、と思いながら読み始めてみたら・・・。
いやー、まさか、こういう展開が来るとは! 谷川俊太郎さん、すごいです。この文章を書いたときは80歳だったはずなのに、なんて柔軟で、みずみずしい感性なんだろう。谷川俊太郎さんの、谷川俊太郎さんたるゆえんを垣間見せられた気がします。
今年を代表するかもしれない、幸せな出会いの1冊でした。皆さんにも、よい読書との出会いがありますように!
☆第47回読書会:4/3 (木)午後2時~3時半頃:『こんな夜更けにバナナかよ』(予定)。
☆3月の読書会
「かないくん」他、引き続き絵本の持ち寄り。
開催日時/2014年3月6日(木)14:00~15:30
開催場所/泉ヶ丘ホープ(ほーぷサロン)>>地図
参加費用/500円
企画担当/中村
お問合せ/072−291−7487