南大阪のNPOのチラシ集めまし展

南大阪のNPOの情報開示を支援するポータブルサイトがオープンすることになりました。オープンを記念して、南大阪の玄関口である近鉄阿倍野本店で開催される「緑活」(市民活動団体と市民のコミュニケーションスペース)にて、「南大阪のNPOのチラシ集めまし展」を開催します。

南大阪で活動するNPO団体のチラシを展示、情報を公開します。この機会に少しでも多くの方に南大阪のNPO団体の活動を知っていただけたらと思います。

泉ヶ丘ホープは「南大阪の情報開示を拡げるプロジェクト」に参加し、「南大阪のNPOのチラシ集めまし展」には会報ほーぷレターを展示します。
詳しくは下記ホームページをご覧ください。

展示日時: 2013年3月2,3日 10時~20時(予定)
展示場所: 近鉄阿倍野本店7階(市民活動団体と市民のコミュニケーションスペース)
主催: 南大阪の情報開示を拡げるプロジェクト 事務局
    事務局 特定非営利活動法人SEIN(サイン)
URL: http://blog.canpan.info/m-comcom/

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「宅老所よりあい」を見学して(1) 中島紀子

2012年11月28日(水)、デイサービスほーぷのスタッフを中心に5名で、福岡県福岡市にある「第一宅老所よりあい」、「第三宅老所よりあい」を見学させていただきました。

「宅老所よりあい」は代表の下村恵美子さんが中心になって設立して22年、今では全国に広がった宅老所・グループホームの元祖として知られています。

「第一宅老所よりあい」は、定員12名の認知症対応型デイサービスで、自費による泊りサービスもおこなっています。泊まりサービスはデイサービスの利用者のみが使えるそうです。同じ棟続きに定員5名のグループホームも併設されています。

外観は、普通の住宅地の中に普通にある民家というか古民家の装いです。ガラガラッと開ける古い引き戸の玄関の上に「よりあい宅老所」と木彫りの味のある看板がかかっています。玄関前にみかんが無人販売されていました。後で聞きましたが、スタッフのご実家で作っているみかん(七山[ななやま]みかん)を設立の頃から販売しているそうです。毎年このみかんを目当てに訪れる方もいらっしゃるとか。このみかんの販売益も大事な運営費のひとつになっているそうです。

玄関を入ると右手に調理場があって、3名程のスタッフが食事の準備をしておられました。立ち上る湯気に朝の光が透け、玄関を入った時から食欲をそそる匂いが立ち込める…「いいなあ、いいなあ。」と思いながら中に入りました。この調理スタッフはボランティアの方です。 (次号につづく)

(ほーぷレター2013年2月号より)

Filed under: ほーぷレター,施設訪問 — 55hope 11:55 AM  Comments (0)

本の紹介と3月の読書会へのお誘い

島田裕巳『結社が日本を強くする』(宝島社)

本書の副題は、「AKB48も慶應義塾もみんな結社だ!」というもの。なんだか、面白そうじゃありません?

とはいっても、別に本書は、AKB48について語る本ではありません。『広辞苑』によれば、結社とは、「何人かの人が特定の目的達成のため継続的な結合関係を結ぶこと、また、その団体」を示します。AKB48も慶應義塾も、さらには政党や会社、マンションの管理組合から同人活動まで、みんな「結社」なのです。

ご存じのように、「地縁」や「血縁」は今、弱体化の一途をたどっており、個人と社会の結合は、バラバラに解かれようとしています。その中で、「個人が選択できる」縁である結社(=「心縁」)は、人々に達成感や生きがいをもたらし、個人と社会を再び結びつける力を持っています。「村八分」すら消えてしまう(「ムラ」はもう無い!)、バラバラで不安定な時代だからこそ、結社が求められているのです。

経済結社を増やそう。結社を活用しよう。結社が日本を強くする。さあ、皆さんは、どんな結社(心縁)を作り、どんな結社(心縁)とつながりますか?

3月の読書会
「結社が日本を強くする」
開催日時/2013年3月2日(土)10:00頃~11:30
開催場所/泉ヶ丘ホープ(ほーぷ広場)>>地図
参加費用/500円
企画担当/中村

お問合せ/072−291−7487

迷いの介護休暇(第5回)松本敏子さん

4月16日、母と二人、車で堺へもどった。母にとっても、とてもめまぐるしく変わった半月の生活だった。母は家のほんの近くまで帰っても、さっぱりどこにいるかわからない様子でいた。母が丹精しているベランダの植木鉢は水をもえらず、無残な姿になっていた。母は、すぐにベランダにしゃがみ込み、夕飯ができるまでの数時間を花の手入れに費やした。「ご精が出ますね」と声をかけると、「少しずつでいいから、毎日世話をせんと。子どもと一緒やね。」と笑っていた。私は、この母にそうやって育てられたのだと思った。高知の娘の家ではちょこんと椅子に座っていることしかできなかった母が、ここでは、眼をつぶっていても「自分の生活」ができることを感じた。

それから半月間。とにかく母の家を片付けた。ほとんどいらないもので占領されている4畳半のものを整理し、棚を移動し、靴箱を部屋の中へ納めて玄関を広くし、椅子を置けるようにした。大きな本棚一杯の古い本は段ボール箱12個分になり、食器や花器はダンボール10個分にもなった。父が書きためた原稿や、整理していない写真も随分とあった。ほとんど未練なく捨てた。実の娘の特権だとも思った。実の子だからこそできることだと思った。父の日記を初めて読んだ。亡くなったすぐは読むことができなくていた。不正には厳しかった人だが、陰で人を悪く言うことのない父だった。娘婿と肩を並べて出勤した朝の嬉しさを綴ったくだりもあった。娘夫婦がお正月に帰省しても「荷物はあるのに姿がない」という文には笑えた。未整理の写真のほとんどは人から送ってもらったもので、どの写真の父も酔って赤い顔をして笑っていた。日本の隅々まで夫婦二人で旅した生涯はやはり幸せだったのだと思う。

4月なのにまだ肌寒い夜。こたつで写真をより分けながら、母とそんな話をする。何気ない父の性格や癖を思い出しては二人で笑う。 感心するのは、どんなに水を向けても母から父への愚痴は出てこないこと。随分と亭主関白で身勝手に見えた父なのに、母から出てくる言葉は「早く逝きすぎた」ということだけで、夫唱婦随という言葉が似合っている夫婦だった。そんなうちに、母がうたたねし始めた。今年の夏は父の13回忌。母は12年も一人ぼっちで暮らしてきたのだ。(つづく)

(ほーぷレター2013年2月号より)

~松本 敏子さん ご紹介~
ホープの利用者さまのお嬢さまです。高知在住。お母様はひとり暮らしで、介護サービスを利用中。松本さんは、1年間の介護休暇を終え、現在、仕事に復帰。

Filed under: ほーぷレター,迷いの介護休暇 — 55hope 11:24 AM  Comments (0)

ワーカー日誌(第32回)岩崎和代

ホープの仲間となって、2回目のお正月を迎えました。介護保険と共に介護職に携り、皆様に支えられて今日があります。『人が大好き』、母の性格を受けてどこでも仲間ができます(笑)。多くの人との出会いで、繋がっているのにビックリの連続です!!ヘルパー2級講座でご一緒だった方々、以前の職場の仲間が、ほーぷで仕事をしていたり、顔見知りのナースとの出会い。又、息子の小学校時代の先生のお母様が御利用者様であったりと。御縁って、すごく、ふしぎ~。

今年も、どんな出会いがあるのかワクワク楽しみです。『介護職!』やめられない♪やめられない♪♪

(ほーぷレター2013年2月号より)

Filed under: ほーぷレター,ワ-カー日誌 — 55hope 11:17 AM  Comments (0)

寒い季節になりました

寒い季節になりました。巷ではノロウイルスやインフルエンザも流行っているようです。基本的なことですが、手洗い、うがい、ご飯を食べる、水分補給、良質な睡眠に心がけ、いつも笑顔で皆さんとお会いできるようにしていたいなと思います。

デイサービスの開業から半年を経過し、今思うことは、この場所ができて確実に新たな関わりが生まれているということです。デイを利用されて慣れてこられた方は、「家にいてもなんにもしないし、誰ともしゃべらない。ここにきたら皆と一緒にご飯が食べられるし、おしゃべりができるのがいい。」とおっしゃいます。

スタッフにしてもデイを始めることで新たに入ってきた者もいますし、自分の得意なことを生かしてデイの場で活躍している者もいます。安心できる居場所、自己表現の場、繋がりの場、仕事の場…それぞれの居場所が新しくひとつできつつあることを実感し、嬉しく思っています。(代表理事 中島紀子)

(ほーぷレター2013年2月号より)

Filed under: ほーぷレター,代表より — 55hope 11:13 AM  Comments (0)
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