これからが「ナルク」本当の出番

ますます進む高齢化『泉北ニュータウン』
最近発行された「泉北コミュニティー」に、びっくりする記事が載せられた。
泉北の平均年齢は、47.3歳で堺市の平均を2.6歳上回ったという。また、高齢化率(65歳以上人口)は30.5%、全国平均が25.1%(平成25年、内閣府)で、5%強上回る。泉北では3.3人に1人が高齢者ということになる。
7~8年前にNHKで放送された東京・多摩ニュータウンを題材にしたドラマを思い出した。子どもたちの声が響いた団地には空き家が目立ち、一人暮らし高齢者が寂しく生活する。その後、退職男性も含め、高齢者同士が声をかけあい、助け合い、今までと違うコミュニティーを作っていく、というようなストーリーだったように思う。泉北もニュータウンと呼ぶにはおこがましい。街は高齢者があふれ、病院やクリニックはその社交の場といっても良いほどだ。

■ 堺泉北「はなタウン」の現状
独立して5年目というのに、会員の平均年齢は73,1歳。立派な高齢者の団体だ。しかし、決して非生産的な集団ではない。会員同士の助け合いも最近は毎月70時間程度、地域の福祉施設で積極的にボランティア活動をする会員が多い。体調が悪く、支援を受けている人も、何か他人のお役に立ちたいと、事務所に連絡をしてくれる人もいる。
平成25年 平均余命・平均寿命
男性    女性
70歳の平均余命  15.28年   19.59年
75歳の平均余命  11.74年   15.90年
80歳の平均余命  8.61年    11.52年
平均寿命 80.21歳 86.61歳
(厚生労働省簡易生命表)

上の表を見ていただきたい。平均寿命と平均余命は大きな差があることがわかる。私たちには、まだまだ生きる時間がある。この時間をいかに使うか、意味のある第4コーナーを過ごしたいものだ。そのための第1は健康だ、特に認知症には気をつけたい。認知症にならないためには、食事や運動のほか「ひとりで引きこもらず友達とおしゃべりする」ことも脳を活性化するのに有効といわれている。また、異変に気づき、病院へ行くことを勧めてくれる、友人知人がいることも、進行を遅らせる大事なことといわれている

■「はなタウン」の自立活動
人が交流する、様々な「自立活動」を実施している。ぜひ、見学にお越しください。ウォーキングも高齢会員も参加できる無理のないコースを選んでいる。また、「例会」での「お役立ち講座」では、高齢会員に役立つ講義やお話し会をしている。ぜひご参加ください。
「助け合い」もナルクの重要なテーマ。提供会員も高齢化しているため、自分たちに手におえないことも多々あるが、まず「お困りごと」は事務所にご相談ください。“3人よれば文殊の知恵”解決策を一緒に探しましょう。「ナルク」は高齢者が中心の団体。今まで貯めた預託時間のある人は、遠慮せずに使ってください。点数の無い人もご相談ください。
皆様の「はなタウン」は、今がその役割を発揮するときだ。同時に、若い(といってもそれなりの)方々に「はなタウン」への入会をお勧めください。

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これからが「ナルク」本当の出番 への1件のコメント

  1. 水田 早苗 のコメント:

    見学したいのですが、どうすればいいのか教えた下さい。

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