地域と密着した「ナルクサロン」の開設を検討

この1~2カ月の間に、泉北を離れた会員が何人かおられる。永年連れ添った奥様を亡くされ、息子さんと同居するため京都府へ行かれた男性のTさん、息子さんの近くの施設へ入所するため福岡県へ行かれた女性のNKさん、娘さんと同居のため千葉県へ移られた女性のMKさん。
人生の第4コーナーを曲ったら、誰と、どこで、どのように過ごすか?多くのナルク会員の関心事である。健康、経済力、その他、皆それぞれ違う。でも、健康が許せば、できる限り自立して気ままな生活を送りたい、と考える会員が多いようだ。そこに、私たちナルク堺泉北「はなタウン」の今後の活動目標が見えてくる。会員同士が少しの援助を互いにし合い、室内に孤立することの無いよう、外出、おしゃべりの機会を作り、皆で利用する。自助、共助のナルクの理念を追い求めることが、会員の自立した心豊かな暮らしを支えることになる。
昨年秋、ナルク本部から、「介護保険法改正に伴い、ナルクの活動を従来の会員に限ったボランティアサービスの提供から一歩踏み出し、他のサービス事業者と同様、会員外も含む、有料の介護予防・日常生活支援総合事業に参入すること」に対してのアンケート調査があった。確かに、「ナルク」は設立から20年が過ぎ、会員の高齢化と入会希望者の伸び悩みで、利用会員は増え、提供会員の減少で、運営に苦労している拠点は多い、私たち「はなタウン」も決して例外ではない。「ナルクの今後」を議論することは重要だ。
数回の運営委員会で話し合った結果、「はなタウン」としては、いくつかの理由で、会員外対象、有料のサービス提供事業への参加は難しい。会員相互の助け合い活動に徹したいとのとの意見書を本部に提出した。
一方、同時に提案のあった、拠点が地域と密着した助け合い活動を行う場としての「ナルクサロン」の開設には賛成し、積極的に設立を進めると回答した。現在、私たちが行っている、「お弁当の会」「独男の会」「カラオケ」「麻雀」「手芸」「コーラス」「絵手紙」などの自立活動に、新たに健康や趣味の会、会員の豊かな経験を生かした「こども教室」を加え、定期的にオープンする会員中心の「サロン」をできるだけ早く開設したいと思っている。そこでは、会員外にも開放し(会員よりやや高めの利用料をいただく)、ナルクの理念に共感いただければ入会していただき、会員を増やし、「助け合い活動」の幅を広げたいと考えている。会員同士が、助け合い、笑って、楽しく、元気に過ごせるための活動こそ、ナルクの「目標」と考える。
新しい地で新年を迎えられた、Tさん、NKさん、MKさんお元気ですか?そちらの様子をお知らせください。これからも「はなタウンニュース」お届消します。

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