お役立ち講座 『狙われる消費者』 講師 堺市消費者啓発員 井上みどり 約20分間、大阪府消費者センター制作の最近の悪徳商法の事例DVDが上映された。内容は次のとおりです。 ○ 劇場型 ある会社の高額の商品に投資すれば購入価格より我が社が高く買い取りますという儲け話の電話があり、ある会社の商品を購入したところ、買い取り会社、販売会社に電話しても連絡が取れないので、欺されたことが解った。 儲けることが出来るうまい話はない。被害の回復は困難です。 ○ 次々販売 一人暮らしの高齢者の自宅などに訪問し、親切そうに話しかけ販売の隙をうかがいます。一度契約すると商品やサービスを次々と(複数の業者の場合も含む)契約させようとする商法です。 次々販売では、販売員を信じていたり、被害に気がついていない場合もありますので、家族や周囲の人が見守ってトラブル防止に協力しましょう。 ○ 不当請求 インターネットのアダルトサイトにクリックするだけで画面に高額の利用料金が請求される。 契約が成立してない場合は無視する。請求の表示画面を消去するには消費センターに問い合わせる。 ○ 点検商法 業者名を告げずに、被害者の家を害虫駆除やリフォームなど「無料点検」や「安い価格で点検」という名目で訪問して、「このままでは危険」「修理が必要」などと不安をあおって商品やサービスを販売する商法です。点検内容は、シロアリ駆除、床下換気扇、屋根工事、耐震工事、ふとんのリフォームなど多岐にわたります。 見知らぬ業者を家中に入れない。きっぱり断る。しつこく誘われても契約しない。確かな身近な知人、確かな業者に相談する。 訪問販売に関するクイズのあと、 悪徳商法にかからない方法 1. 訪問業者を家の中に入れない。 2. きっぱり断る。 3. 即座に契約をしないで、身近な知人に相談する。家の修理などは複数の業者に見積を取る。 4. クーリング期間内に書面で解約通知する。 5. 堺市消費者センター(電話072-221-7146)に相談してください。 最近、高齢者が高額な購入・契約などの被害が増加しているので、十分注意してください。