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2月6日(月)に、堺市総合福祉会館5階大研修室において、「相談員のための成年後見申立支援研修会」を実施しました。この研修は、堺市から相談業務を委託されている相談機関の相談員向けに、成年後見の申立についての情報提供や啓発を行う事を目的としています。
1コマ目では大阪家庭裁判所堺支部後見係の大森書記官、世古書記官にお越し頂き、「成年後見制度における家庭裁判所の役割」についてご講義頂きました。家庭裁判所の視点から申立時に気を付けておくべきポイントなどを整理して頂き、とても分かりやすい内容となっていました。
大阪家庭裁判所堺支部からは、2月4日の市民後見人養成講座でも裁判所書記官にお越し頂いています。
2コマ目は堺市高齢施策推進課の佐野課長補佐による、「市長申立ての手続きについて」です。
成年後見制度においては、身寄りが居ない(=申立人が居ない)場合は市長が申立人となることもできます。身寄りが居ない方の権利擁護図る上で重要な機能であり、ポイントを押さえて解説頂きました。
3コマ目では堺市権利擁護サポートセンターの増岡より「堺市権利擁護サポートセンター事業と市民後見人活動について」を解説しました。
過去にセンターが関わった事例も交えながら、センター事業や市民後見人について語りました。
休憩を挟み最後の4コマ目では、「成年後見申立手続きの支援」について堺市権利擁護サポートセンターの崎山より解説しました。
堺市権利擁護サポートセンターではH25年の開所から起算して、実際に申立支援を行ったケースは200件近くに上ります。そのノウハウから、申立手続きにおける書類関係や費用のこと等実務的なことをお伝えしました。細かな内容が盛りだくさんでしたが、申立手続きについて理解を深めて頂けたのではないでしょうか。
今回の研修は初の試みとして手さぐりでの実施になりました。来年度も実施予定ですが、アンケートでは数多くのご意見を頂いており、それらを生かしより良いものにしていきたいと考えています。今回参加できなかった相談機関の方も、次回ぜひご参加ください!