研修報告 認知症介護基礎研修
認知症の定義と原因疾患、認知症の中核症状と行動・心理症状の理解、認知症ケアにおいて基礎となる理念や考え方、認知症ケアの基礎技術についての講義、認知症ケアの実践上の留意点、行動の背景を理解したケアの工夫についての演習
認知症患者による徘徊、妄想、攻撃的行動、不潔行為、異食などの行為は介護を困難にさせる症状と考えられ、かつては問題行動と呼ばれていたが、これは介護者視点での考えかたである。そのような行動にも認知症患者にとっては理由があり介護者は認知症という病気に視点を置かず、その人本人を理解することが大事である。近年の認知症ケアの基礎になる考え方、パーソン・センタード・ケアである介護者にとっては利用者の一人であるが、家族にとっては大事な親、家族であること常に心に留め1人よがりのケアでなくチームケアで情報共有して認知症患者、その家族の生活向上を目指したい。
水田佳奈