本の紹介と11月の読書会のお知らせ
11月は竹信三恵子『10代から考える生き方選び』(岩波ジュニア新書)
12月は白川静・梅原猛『呪の思想神と人との間』(平凡社)の予定です。
お早めに図書館で借りてみて、興味を持たれましたらと思います。
★第109回読書会
11/14(土)10時半~12時
岸見 一郎・古賀 史健『嫌われる勇気』、もしくは同じ著者の本
※課題本以外の本のご持参・ご提案も大歓迎です。
☆読書会
開催日時/第2土曜日10:30~12:00
開催場所/ほーぷサロン
参加費用/一般参加600円・利用会員500円

7月の読書会では、岸見 一郎・古賀 史健『嫌われる勇気』(ダイヤモンド社、2013)を取り上げます。この本は、フロイト、ユングと並んで「心理学の三大巨頭」と称されるアルフレッド・アドラーの思想を紹介する本として大きな話題になり、多くの(アドラー+岸見)ファンを作りました。図書館にも多数の蔵書がありますが、岸見一郎さんの他の類書でもよいと思います。「どうすれば人は幸せに生きることができるか」という問いに、きわめてシンプルかつ具体的に示される答えに、あなたはどう応えますか?
2月の読書会では、歴史学者の磯田道史さんの本を取り上げます。特定の本は指定しませんので、手の取りやすいものから、ご自由にお選びください。私はいま、『日本史の内幕~戦国女性の素顔から幕末・近代の謎まで~』という中公新書を読んでいますが、なんとも楽しい、「ほほう」と唸らせられる出会いがあります。自由に読み合い、持ち寄って、楽しくおしゃべりいたしましょう。(中村)
1月の読書会では、道信良子『いのちはどう生まれ、育つのか――医療、福祉、文化と子ども』(岩波ジュニア新書)を取り上げます。
12月は、先月に引き続いて、六車由美さんの本を取り上げます。大学を辞めて介護の世界に移られた六車さんは、現在、デイサービス「すまいるほーむ」管理者兼生活相談員として活躍しておられます。民俗学のアプローチから生まれた『驚きの介護民俗学(シリーズ ケアをひらく)』(医学書院)、『介護民俗学へようこそ――「すまいるほーむ」の物語』(新潮社)はどちらも話題になりました。どうぞお楽しみに!
7月は、朝日新聞選「平成の30冊」の中から、『生物と無生物のあいだ』(福岡伸一、2007年)を取り上げます。私たちにとっての「平成のサイエンス」の代表格は、iPS細胞かもしれませんが、平成のサイエンス本の最高峰(しかも読みやすい!)の1冊は、これかもしれません。