ケアマネだより(第18回)~いつも笑顔で~

ケアマネージャーは、5年ごとの更新研修を受けなければ続けられません。そして私も8日間の更新研修がはじまりました。研修の中で、担当事例を資料として出しますが、私の発表事例は、認知症、資料をまとめ、ケアを振り返りつつ、たまたま、ホープの研修でも、また勉強する機会をいただきました。認知症は、誰もがかかりうる病です。身体と心と脳は繋がっています。誰でも寂しい、悲しいと落ち込み、気力をなくします。孤独は怖いものです。優しさのシャワーで、ほんの少しでも、笑ってもらうことが、大事だと学びました。ケアマネとして、サービスを進めるだけでなく、何より本人と家族の気持ちを大切にする、寄り添うケアを再確認しています。 そして、20年前に行った老人ホームの実習を思い出しました。認知症の方が怒り出したとき、先輩に突然、「あなた歌える?」って言われたので、はい!と、とっさに、童謡を唄いました。するとその歌で、さっきまで怒ってた方がニコッとしました。その方は歌が好きで、歌うと楽しくなる方でした。その時の笑顔を思い出しました。私の介護のはじめの一歩です。(西薗眞貴)

ケアマネだより(第17回)~いつも笑顔で~

私はバイクに乗っています。バイクは、便利で、涙を流しても、風にのせてくれます。 今年も桜は見れそうですねと、2月に話したTさん、病室から桜が見えたかなぁ。癌が次々転移しても決して諦めず、抗ガン剤の副作用に耐えてこられました。抗ガン剤がもう使えないと言われても、「いや、まだ生きたい、90歳まで生きる」と強気でした。面と向かってはケンカばかりする奥様に、本当は感謝いっぱいで、私には、何度も「自分は良い妻をもって幸せ」と話されていました。桜が散り85歳の生涯の幕を静かにとじられました。コブクロの桜の曲が流れる中、お別れしました。生きるという意味を教えてくれてありがとうございました。奥様にお気持ち確かにお伝えしましたよ。 (西薗真貴)

ケアマネだより(第16回)~いつも笑顔で~

介護保険の現場から平成30年4月介護保険給付費の改定があります。介護保険を使われる方の利用料が少し変わります。医療ニーズの対応や、自立支援、重度化防止などに重点を置いた見直しになっています。通所介護は、今まで2時間の幅が1時間ごとの単位となり、リハビリテーションがより細かく算定されます。ヘルパ-の掃除などの生活支援は厳しくなり、本来の趣旨であった、自立支援が求められます。 昨年は総合事業が始まり、今年は改定、来年は平成が終わりそう、改定のたびにサービスの単価が変わり、介護保険のすべての書類が変更必要で、毎年ふらふらになる4月です。人が大好きな私ですが、書類も必要。Kさんの言葉・・・あわてず、ゆっくり、ていねいに!を机の前に貼っている私です。 (西薗真貴)

ケアマネだより(第15回)~いつも笑顔で~

ハーバード大学で幸福な人生の研究が75年かけて行われ、その研究の発表がありました。自分が幸せと感じるのは、家族や友人、コミュニティなどの関係の持った人とのことでした。
素晴らしい!それは今からできること、色々な人とかかわりましょう、色々な関係を作りましょう、人は皆一人では生きていけないものだから(・・・懐かしい歌詞) (西薗真貴)

ケアマネだより(第14回)~いつも笑顔で~

今年の桜はとてもきれいでした、近くの桜の一番咲きは竹城台センターバス停、今年も見ていると、近所の方が、亡きK先生もよく見に来られていたと、懐かしく話してくださいました。

桜がきれいな時、毎年ほーぷに来てくれる利用者様と、もう17年間のおつきあいね、と笑うこともできました、もうすぐ桜が散るので見に来て下さいと電話があり、お庭の桜を一緒に眺め、ご主人がそこにいるような感じがしました。皆さんと共に過ごす季節に感謝いたします。大きな震災が起こり、被災された方にまだお見舞いもできませんが、熊本のケアマネが一人暮らしの方の安否を確認しに走っている姿が目に見え、いつ起こるか分からない災害を危惧しております。直接被害がない方も余震のたびの緊急ベルで寝不足と聞いております。日々の体調の維持は大変なことと察します。

さて、5月より、介護サロンをひらきます。一緒にお茶を飲みながら、気楽に介護について話し合えればと考えております、私も勉強します。よろしくお願いいたします。そして、いつもYさんがラジオ深夜便の冊子を届けてくれるのですが、その4月号に、認知症の介護は、{褒めて、触れる、ハグしてあげる}とありました。うーん、子供やペットはできるけど、父や母、夫と、妻、この関係でそこまでいくには葛藤があるのが現実です。ゆっくりと受け止めていきましょう。(西薗)

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ケアマネだより(第13回)~いつも笑顔で~

先日のテレビから、高知県にごめん駅があり、その次の駅の愛称が、ありがとう駅と知りました。いつも失敗ばかりで、ごめんなさいの繰り返しですが、確かに次にあ
りがとうがあり、やさしい利用者さん達の顔が思い浮かびました。つぎつぎ変わる介護保険の難しい課題にため息つきながらも。人として素直に頑張ろうと思いました。新しい春、次の駅に向かって! (西薗真貴)

Filed under: ケアマネだより,ほーぷレター — 55hope 5:28 PM  Comments (0)

ケアマネだより(第12回)~いつも笑顔で~

介護保険サービスの原則は自立支援、自分でできる力を奪わない、自分で意欲的に活動する応援です。利用者の原則は自己決定と、昨年のケアマネ試験の問題にも出されていました。現場では、困った!どうしたらいい?のご相談ばかりですが、本来は私たちの考えを押し付けることはよくないとされています。この方法がありますと紹介や提案し、ご本人やご家族に決めていただきます。それを先日再確認しました。

Aさんは現在92歳男性、とてもしっかりなさっていますが、二年前からは、圧迫骨折したり、すぐに熱が出たり、一人暮らしが不安になり2月から、入所されることになりました。Aさんのお言葉です・・。『ぼくは何でも自分で決めてきた。ケアマネもデイサービスも、いろいろ紹介してもらいながら、息子やケアマネには頑固で迷惑かけたね。でもいつもそんな僕を見守ってくれていたのはよくわかっていました。ありがとう・・』 こちらこそ勉強させていただきました。ありがとうございました。(♡涙を抑えるのがやっとでした。)

Filed under: ケアマネだより,ほーぷレター — 55hope 10:23 AM  Comments (0)
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