2013年10月17日
今から3年半前、大学から地域へ
今から3年半前、大学から地域へ、活動の場を移した頃、自分自身に「本を読む暇がない」ことをはっきりと自覚し、周囲に対しても、「なるほど、こりゃあ、本が読めないわけだ」と得心したものでした。それまでは、ご飯を食べるように本を読んできましたし、それが自らの血肉になってきたことを知っていました。けれど、「本が読めない」ことの何たるかは、その頃はまだよく分かっていなかったような気がします。
ところが最近、大変魅力的な内容が用意されていることもあり(感謝です)、外部研修に参加したり、「積ん読」状態だった本を手に取ってみて、目が開かれる思いを重ねています。私たちが日々、格闘するのは、「いま・ここ」です。でも、学びを通して、「いま・ここ」に居ながらも、別の世界を知り、そこに自らをつなげていくこともできる――そう再認識する日々です。加えて、自分ひとりさえ良いのではなくて、共に前に進むことの楽しさも、一緒に味わっていければいいなあ、と願っています。
(代表理事 中村義哉)
(ほーぷレター2013年10月号より)
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