ワーカーズ学習会第3弾

「人とつながる地域とつながる」川口加奈さん講演&交流会報告

去る 2 月のワーカーズ全国会議での川口さんの講演が、「ほーぷレター」等で好評だったので、好奇心をくすぐられて参加しました。

川口さんは、14 歳のときに、ホームレスのことを避ける社会に反発して、炊き出しから活動を始められました。その後、19 歳のとき(2010 年)に、NPO 法人 Homedoor
を設立され、以来、~ホームレス状態を生み出さないニホンに~を掲げて、活動を続けておられます。新聞、TVで取り上げられた HUBchari(ハブチャリ)、ホームレスの人々の自転車修理特技を活かしたシェアサイクルシステムを始めとする就労支援、調理実習他の就労リハビリ、路上凍死・飢餓・襲撃防御の見廻り、生活支援、釜ヶ崎周辺の街歩きを通して貧困問題や社会の矛盾や課題を学ぶ「釜歩き」(かまあるき)、講演、ホームレス襲撃防止のための書籍・DVD 製作・販売等の啓発活動に取り組み、問題解決に導く地域活動をしておられます。

若い川口さんの口をついて出るフレーズ:「知ったからには、伝える義務がある」「知ったからには、責任がある」。ホームレスに転落する「入口」を封じるのは、其々の事情があり難しいが、ホームレスを抜け出す「出口」作りをしたいという強い意志が伝わりました。彼女たちの活動の今後の拡がりに期待すると共に、ホームレス問題の責任の一端は誰にでもある…と感じたのは、私だけではないはず。

講演後、ほーぷのデイサービスにもお弁当を作って下さっている「つむぎ屋」さんを始め、個性豊かなワーカーズ 12 団体を互いに紹介しあいました。ほーぷから参加した山室さん、菅枝さん、杉本さんと共に、パワフルな活動報告を満喫できた交流会でした。(栗栖)

Filed under: 研修・受講報告 — 55hope 1:51 PM
トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:

コメントはまだありません »

No comments yet.

Leave a comment





(一部のHTMLタグを使うことができます。)
<a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <s> <strike> <strong>

FX