2013年11月3日
名著のほまれ高い二村ヒトシ『モテるための哲学』によると
名著のほまれ高い二村ヒトシ『モテるための哲学』(幻冬舎文庫)によると、「居場所とは、ひとりでいてもさみしくない場所のことである」といいます。
これ、どう思われますか。私は、面白いと思いました。
ご存知のように、役所はもう何年も前から大きなコストをかけて、高齢者の居場所づくり、生きがいづくりをしようとしています。でも、そこで必ず問われるのは、「居場所、生きがいって、人に作ってもらうものなのか?」という単純な問いであり、事実、多くの試みは、この問いを乗り越えられずに、もがいているように見えます。
しばしば、「孤独と孤立は違う」ともいわれます。二村さんのいう居場所とは、「孤独を楽しむ場所」であり、その一方で、大勢の中にいても孤立している人は、きっといるのでしょう。
泉ヶ丘ホープの基本理念の一つは、「地域に私の居場所を増やす」です。それをするのは、私であり、あなたです。
さて、あなたは、どこにどんな居場所を持ち、どう維持しておられますか。
(代表理事 中村義哉)
(ほーぷレター2013年11月号より)
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