2013年2月22日
「宅老所よりあい」を見学して(1) 中島紀子
2012年11月28日(水)、デイサービスほーぷのスタッフを中心に5名で、福岡県福岡市にある「第一宅老所よりあい」、「第三宅老所よりあい」を見学させていただきました。
「宅老所よりあい」は代表の下村恵美子さんが中心になって設立して22年、今では全国に広がった宅老所・グループホームの元祖として知られています。
「第一宅老所よりあい」は、定員12名の認知症対応型デイサービスで、自費による泊りサービスもおこなっています。泊まりサービスはデイサービスの利用者のみが使えるそうです。同じ棟続きに定員5名のグループホームも併設されています。
外観は、普通の住宅地の中に普通にある民家というか古民家の装いです。ガラガラッと開ける古い引き戸の玄関の上に「よりあい宅老所」と木彫りの味のある看板がかかっています。玄関前にみかんが無人販売されていました。後で聞きましたが、スタッフのご実家で作っているみかん(七山[ななやま]みかん)を設立の頃から販売しているそうです。毎年このみかんを目当てに訪れる方もいらっしゃるとか。このみかんの販売益も大事な運営費のひとつになっているそうです。
玄関を入ると右手に調理場があって、3名程のスタッフが食事の準備をしておられました。立ち上る湯気に朝の光が透け、玄関を入った時から食欲をそそる匂いが立ち込める…「いいなあ、いいなあ。」と思いながら中に入りました。この調理スタッフはボランティアの方です。 (次号につづく)
(ほーぷレター2013年2月号より)
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