本の紹介と5月の読書会へのお誘い

ジャーナリストの日垣隆氏が、「14歳からの〈人生の教科書〉100冊」と題して、『文藝春秋』の2007年1月号に寄せた文章の中で、こんなことを書いています。

社会の一員としての読書は、何ゆえに、あるいは何のためにするのか。
第一、おもしろいから人は本を読む。
第二、背伸びができる。
第三、「いろいろな人がいる」ことを学べる。
第四、知的好奇心を満たす。
第五、人生の先達に学ぶ近道である。
第六、世の中を広く知ることができる。
第七、ありえたかもしれない人生を活字上で味わえる。

東大全共闘の元議長で、駿台予備校で物理を教える山本義隆氏が、『磁力と重力の発見』で大佛次郎賞などを受賞した記念講演において、受験を終えた学生たちに向かい、このように述べたそうです(朝日新聞2005年2月23日)。

山本さんは、近代科学の歩みを説明し、最後に「ところで、何のために勉強するのでしょうか」と問いかけた。

「専門のことであろうが、専門外のことであろうが、要するにものごとを白分の頭で考え、自分の言葉で自分の意見を表明できるようになるため。たったそれだけのことです。そのために勉強するのです」「外国では、自己主張しない人間は単に不勉強で無能だと思われるだけです」。

新しい年度に入り、泉ヶ丘ホープも新しい体制と大きな変化のときを迎えます。皆さんに、よい読書とよい学びの出会いがありますように。

第39回読書会
『「愛」なき国 介護の人材が逃げていく』
開催日時/2013年5月11日(土)14:00~15:30
開催場所/泉ヶ丘ホープ(ほーぷ広場)>>地図
参加費用/500円
企画担当/中村

お問合せ/072−291−7487

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